あなたのカイシャがもし100人の会社だったら
Feb. 2002
その会社には・・・
1人の社長
3人の役員
18人のマネージャ
78人の平社員がいます
32人が女性です
68人が男性です
30人がクルマをもっており
25人が自転車をもっており
その他のヒトは特に何も持っていません。
45人が結婚しており
55人は独身
シゴトを取ってくる営業は36人いて
42人がブルーカラーで労働します。
あとの22人はなぜか金を稼ぐための部署にはいません。
4人がカイシャの株の56%を持ち、
その4人ともが役員
去年12人辞め
今年は8人採用しました。
36人が40代以上で
34人が30代で
30人が20代です。
60人は借家住いで
22人はマイホームの借金を抱えています。
18人は親と同居している贅沢なヤツラです。
3人が昨日徹夜でシゴトをし
12人が今朝遅刻し
23人が今日は定時退社しました。
12人が昨日上司に誉められ
5人がけちょんけちょんにケナサレました。
50人は金欠病に苦しみ
1人が借金取りに追われ
1人はいま、カイシャを辞めようとしています。
そしてたった1人だけがベンツを所有しています
その会社には・・・
やっぱり1人の社長がいて
2人の役員
1人は専務で副社長
あとの1人は取締役部長
6人の平社員が金を稼ぎ
1人のパートのオバチャンがお茶を用意します。
2人が女性です
8人が男性です
4人がクルマをもっており
3人が自転車をもち
1人がキリスト教徒で
5人の実家には仏壇があり、
4人は宗教なんてどーでもいいと考えています。
4人がどう間違えたか結婚しており
6人は独身
社長とパートのオバチャンだけ子供がいます。
3人がカイシャの株の82%を持ち、
その3人ともが役員
7人が昨夜酒をのみ
5人が今朝コーヒーを飲み
4人が今朝お茶をのみ
1人が今朝風邪クスリをのみました。
去年2人辞め
今年は1人採用しました。
営業は取締役と社長がやり、
専務は総務部長です。
9人が昨日の9時過ぎまで仕事をし
3人が今朝遅刻をし
1人は昨日風邪を引いて休んでいました。
そしてたった1人だけ、今日は定時に退社しました。
そのカイシャには ....
やっぱり1人の社長がいます。
昨日3人の客が来て
そのうち1人は銀行の借金取り
お茶を出すのも自分
灰皿を片付けるのも自分
今日5本の電話が掛かってきて
2本はクレーム
1本はシゴトの依頼
1本は借金の取り立て
1本は振込みの通知
朝一番にエアコンのスイッチを入れるのも
午後9時に灯りを消してドアにかぎを掛けるのも彼の仕事です。
カイシャの株の100%は彼のものですが
そのうち80%は銀行の借金によるものです。
今朝は10時にドアを開けても
明日はちゃんと9時に出社するつもりです。
カイシャの不幸も幸運も全て社長1人のものです。
誰も指図するものはいません。
彼は幸福でもあり不幸でもあります。
彼は未婚です。
失うものは何もありません。彼が幸福なのかどうなのかは社員はみんな知っています。
また、社員が幸福なのかどうなのかを彼は充分知り尽くしています。
なぜなら、社員は彼1人だし、社長本人だからです。