モバイル遍歴


さて、ついにチャンドラを購入してしまったのだ。思えばワタクシのノートPC遍歴も、なんだかんだと言って結構あるもんなのだ。実はPC遍歴は結構あるのだが、このチャンドラが初めてオールインワンで購入したPCである。PCのパーツ(もしくは本体のみ)ならばずいぶん購入したのだが、「これでぜーんぶ用が足せる」PCはチャンドラが初めてなのだ。あとのほとんどは会社支給の業務用である

Epson PC286LF
 

ワタクシの記念すべきモバイルPC第一号がこの機械である。重量は約6Kgはあろうかという、俗に言うラップクラッシャーである。一応内部にデンチがあり、「コンセントがなくても使えるパソコン」の第一号なのだ。しかも内部にはしっかりハードディスクが付いている。10Mバイトだぞ。パネルはしっかり二階調の単純なモノクロ液晶で、当時使っていた一太郎なんかでアミカケなんぞした日には悲惨な表示結果となってしまったもんだ。
こいつを持ち運ぶという発想は当然まったくなく、カミブクロにほうり込んであちらこちら移動しまくったのだ。指にはしっかりカミブクロのヒモの跡がついていた。
それにしても、この手のラップトップはキートップと画面が非常に近いために使いやすいのである。しかも白液晶だぞ、全然疲れないのだ。一度ノートPCを使ってしまうとこの使いやすさは止められなくなってしまうホント名器だった。
PC9801ノート−386sx
東芝のダイナブックを手始めに、各社が参入したノートPCではあるが、いきなりNECが出してきたのがこの386PCである。8階調のモノクロ液晶に20MbのHDDを内蔵し、しっかり4Mバイトのメモリを搭載してきた。これでEMSメモリでも使えば一太郎もサクサク動いたのだよ。
週末にこれを家に持ち帰ってA列車IIIなんかをシコシコやって遊んだもんじゃ。
こいつの最大の欠点は何しろキーボードである。とにかく固いのである。キーボードは打つのではなく叩くのがこのキカイの使い方であった。
IBM5523
現在の ThinkPad シリーズの直前にやってきたのがこいつである。こいつは重量が 98ノートより軽くわずか2.8Kg、現在のスタンダードからするとヘビー級なのだが、一番スンゲーのは何しろ Windows が動いたことである。だからと言って 3.1 ではない、 3.0 である。つくづく80Mbモデルを選べば良かったと反省しきりであったが、こいつに Xircom のポケLanアダプタを取り付ければどんなネットワークでも簡単に接続することができたのである。
こいつはしかも、DOS/Vマシンである。カイシャの初めてのDOS/Vマシンで、しかも Windows が動く!なんでも持ち歩くワタクシの悪いクセはこのころ生まれたのである。
こいつの一番悲しいのは何しろそのニッカドバッテリーである。何しろ新幹線では三島まで持たない。小田原あたりでずいぶんデンチ切れを起こしたのである。しかも、どんどんメモリ現象を起こして終いには2分と持たなくなってしまったのだ。
それでも、こいつはワタクシの同僚と共にcomdexまで出かけたのだ。かくしてこいつは海外からのムフフ画像の転送に成功したのである。
IBM ThinkPad530CS
つい先日までワタクシの愛用の携帯マシンとなった器材である。カイシャにあまり予算がなかったので、残念ながらDX2モデルである。しかしHDDは500Mb、メモリ20Mbと一応 Windows 95 でも入れようと思えば一応使える仕様である。
が、一応「使える」ことを目的としていたため、あえて95化せず、つい最近まで職場で唯一残った Windows 3.1 環境として利用していた。なにしろ、こいつがないとカバンが寂しくて仕方がないのである。液晶が飛びまくっていたにも関らずずいぶんこれで助かったものなのだよ。
割とすなおなPCMCIA環境が良かったせいか、現在もなんとサーバー化しており、持ち運べるデモマシンとなっている。
最大の欠点はメモリが20Mbしかないことである。CPUはたいしたことないのだが、「無理すりゃなんでも動く」のがこの器材のいいトコロなのだ。カイシャの器材で、しかもリース品なので、あまり無茶ができないのがタマに傷である。
Taxan
こいつはどういう所以か、今ワタクシの職場の机の下に転がっている。メモリ20MbHDD250Mbのどうってぇ事のないDX4マシンである。筐体はやたらとでかいし、電源なんかはしっかりアース付きの三相電源である。PCMCIAカードは選ぶし、一番使う気を起こさないのはやたらと飛びまくるトラックボールとひどく打ちづらいキートップである。
よくある記号キーあたりが小さく、左端にあるAやZのキーが入らない。クレームで交換したキートップもまったく同じだったので、個別不良というわけではないのだろう。ディスクサイズも中途半端で使い道には苦慮している。PCMCIAカードもかなり選ぶようで、まだ肥やし状態から抜け出していない。
PR210T
という事で、チャンドラである。この型番見ただけでワカルヒトにはわかる日立ブランドである。できるだけヒタチが目立たないようにあちらこちらにシールを張りまくっているのだ。実はこのブランドが最大の欠点だったりする。ディスクは残念ながら 800Mb とややモノタリナイのではあるが、まぁこれは自機でもあるので 3.2G 計画だとか 133Mhz 計画だとか、72Mb計画だとかいろいろ検討できるのがこいつの最大の特徴なのだ。
キーストロークは少ないが、とても打ちやすいキートップである。さすが大和研がからんだだけの事はある。
恐らく自動車の購入記事なんかにある、購入時の比較対象であるのだが、NECのMobioの液晶モデルなんかとは結構比較したりなんかする。もっとやすけりゃ Panasonic Jet mini なんかも考えてみただろう。当然 Libretto も検討するわけだが、あのリブポイントだけは許せないのだ。ThinkPAD を長年愛用してきたワタクシとしてはやっぱりあの「乳首」の使いやすさがいいのですね。しっかり、ThinkPad のFDの使えるし、なにしろ富士フィルムの Flash Pass が使えるので、デジカメとり放題なのである。
さてあとは安いピッチとインターフェースさえ購入すれば良いのじゃ。
結局 Mobio じゃ付いていないFDユニットと 40Mb のメモリに引かれて 128,000 で購入してしまったという事である。

つーことでチャンドラ関連のリンクをいくつか

http://www.big.or.jp/~joker/chandra/report/index.html

http://www2h.meshnet.or.jp/~full_h/chandra/chandra.html 移動しました
http://www2h.biglobe.ne.jp/~full_h/
 

http://www2e.meshnet.or.jp/~kamio/

ところで、ツクモ電気で3年保証つけたのだけれどいらなかったかしら? やっぱしTFT飛ぶのは恐いもんね。

kenn@ktx.or.jp
 

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